尾上祐一提供サウンドマガジン
世紀末の音宇宙
それでは、早速いってみましょか!
前回の第2号でもコンピューターを使った音楽作品をご紹介いたしましたが、今回用意したのは 先日、NonAir主宰の田中さん宅で行われたコンピュータ&ギターによる54分間ノンストップ・テクノセッションよりの抜粋です。 今回は、最近話題になっているRebirth338(TB303,TR808のエミュレーションソフト)による コンピュータの演奏にプレイヤーが絡まるという形で行われ、肉体的な部分もでてきています。 ゲストとして、グンカン鳥の巣箱の三原さんに来てもらい、ギターを渡したところ、ギターと いうよりは、ベースプレイにうちこんていただくことになりました。私も、随分前に買ってお きながら、全く使っていなかったGR1 Guitar Synthを使って色々試すことが出来、使った器材も 関係してか、カラフルなインプロセッションとなりました。この企画は今後も続けてゆくつもり です。
こちらは、今からもう4年前に遡る演奏。当時やっていた純金ファミリー証券の比較的初期の
マテリアルです。純金は、定期的にスタジオで演奏していたのですが、横浜ランドマークタワー
にライブ出演する機会を得て、その練習に励んでいたときのインプロです。
青梅国際マラソンをテーマにした本インプロでは、そのスタートにおける緊張した部分を抜粋し
ております。
特にキーも決めずみんなに自由に演奏してもらっています。音は極悪といえるほど汚く、助けよう
がないほどドロドロしておりますが、尾上の音楽美学からいうと非常に“美しい”演奏ですね。
純金ファミリーは、他にもユニークな演奏を残しているのでこのコーナーで少しずつ紹介して
ゆきたいと思います。
ついにこのコーナーも読者からの投稿を頂くことが出来ました。こちらは、大阪で日本でも数少
ないThereminのホームページを開いているTELMINこと藤野さんのSMF作品。テルミンの感じを出
すべく、Pitch Bendを多用したSMFファイルですね。このポルタメントの感じが哀愁をそそるん
ですよ。なお、Telminさんによると音源にSC88を使用したときにもっとも忠実に再生されるとのことです。
Telminさんのホームページでは、この他にもSMFをによるテルミン・シミュレーション
ファイルが置いてあったりしますので、気に入った方はチェックを! また、氏は様々な角度
より電子楽器の元祖Thereminを取り上げておりますので、テルミンファンで、訪れていない人が
いたら、一度アクセスすることをお薦めします。
青梅国際大マラソン
RealAudio ra 126k
Performed by 純金ファミリー証券
Member:
真壁 厚成:極悪Guitar
南山 真爾:KORG 01/W w/HandMade Talking Modulator 南山さんのホームページは、こちら
尾上 祐一:Fuzz Bass
小池 実 :Korg POLY800 w/Wah Wah Pedal 小池さんのホームページは、こちら
テルミン・シミュレートMIDIファイル!
MID FILE Vocalise.mid 8k
Performed by TELMIN
Member:
TELMIN:SMF Programing
このホームページでは、今回ご紹介いたしましたTELMINさんのように、ご覧になっている方からのサウンドも募集しております。
貴方がやった、ちと変わった音楽パフォーマンスをテープ、スタンダードMIDIファイル、
或は、サウンドファイルでお送り頂ければ、その抜粋を本ホームページにて紹介させて頂きたい
と思います。(上手い、ヘタクソは問いません。フリーキー、スペイシー、笑えるもの等等を期待してます)
先ずはこちらまでメール頂けると幸いです。また御意見御感想もこちらまで、
onoue@din.or.jp
一緒にインプロバイズして見ませんか。東京近郊にお住まいの方とならオフでお会いして
音の会話を楽しむ事も出来るかもしれません。私は、主にギター、尾上胡弓、ノイズジェネレータ
などがレパートリーです。興味お持ちのプレイヤーの方、メール頂けると幸いです。
onoue@din.or.jp
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尾上鳥小屋サウンド研究室
SARIGAMA's Oil Vending Orchestra