尾上祐一提供サウンドマガジン
世紀末の音宇宙
それでは、早速いってみましょか!
先日私の主宰で行ったセッションの模様からです。まずご紹介するのは、ジョンゾーン風の ゲームピースで、以下アイデアを出して頂いた江草さんの作戦メモです
江草>簡単な構成をその場で決めて(作曲して)一分程度の曲を次々
さて、お次は、同じメンバーでぐっとタイトな演奏です。Key in Aでみんなで
ジャムってます。全部で12分ほどあったのですが、この抜粋では狩俣さんのサックスを中心に
した特にエキサイティングな部分を持ってきてます。私のギターも氏の咆哮に対抗し
てフリーキーなフレーズを弾いており、両者が楽器でいい意味で喧嘩している感もありますね。
他のメンバーがリズムをビシッと決めているので実に気持ち良いです。
今回も音源提供頂きました。本コーナーにぴったりのさわやかな作品!!!。先のセッションにも参加して
いただいている狩俣さんの作品です。狩俣さんは、しばしば本HPで紹介しているとおりフリージャズ系
の管楽器奏者ですが、今回聴かせていただいた音源は、アンビエント、ミニマル、変態音響、現代音楽色の
強いもので、それに狩俣イディオムの強いSaxが絡むというもの。このドロドロな音響に氏のサックスが絡む
とそこはまさに世紀末の音宇宙。私は夜の瞑想に使ってます。狩俣さんの作品は、異様にハードだったり
逆に静謐でシリアスな雰囲気に包まれたものが多いですが、氏の感覚的なプレイはある種のユーモアも内包し
ておりそこが所謂暗黒ミュージシャンと一線を画すとこですね。
江草>演奏していく、っていうのはどうでしょうか。
江草>
江草>例えば
江草>アンビエント(ベース、キーボード)→Fのブルース(全員)→
江草>ロングトーン(全員)→SAX SOLO→ハードコア
江草>というふうに。作曲者が次の場面のキューだしをする、とか。
江草>で、一曲終わったら今度は次のひとが作曲していく、という
江草>かんじで。ま、ジョン・ゾーンのゲーム理論の応用なんですが。
これをもとに、スタジオでいろいろ構成をみんなでひねり、ざっと10曲
ほどつくって演奏しました。曲の中には、フェーズの変化の仕方があたかも作曲されたかのごとく
進行するときがあり興味深いですが、この抜粋では、
ヘタクソEメジャー(全員)→フィードバック(ギター)+短い音(その他)→
「サンバ(4小節)+カオス」×くりかえし→あけぼの〜(全員VOX)→ヘタクソEメジャー(全員)
という構成をお届けします。大馬鹿で笑えます。
Aで自由時間でーす
RealAudio ra 215k
Performed by インプロ壱の助
Member:
尾上 祐一:Guitar
江草 啓太:Fender Rhodes Piano
狩俣 道夫:Soprano Sax
松田 敦史:Bass
立岩 潤三:drums
Demo Maker by Karimata
RealAudio ra 215k
Performed by 狩俣道夫
Member:
狩俣 道夫:All Instruments(w/Soprano Sax)
このホームページでは、今回ご紹介いたしました狩俣さんのように、ご覧になっている方からのサウンドも募集しております。
貴方がやった、ちと変わった音楽パフォーマンスをテープ、スタンダードMIDIファイル、
或は、サウンドファイルでお送り頂ければ、その抜粋を本ホームページにて紹介させて頂きたい
と思います。(上手い、ヘタクソは問いません。フリーキー、スペイシー、笑えるもの等等を期待してます)
先ずはこちらまでメール頂けると幸いです。また御意見御感想もこちらまで、
onoue@din.or.jp
一緒にインプロバイズして見ませんか。東京近郊にお住まいの方とならオフでお会いして
音の会話を楽しむ事も出来るかもしれません。私は、主にギター、尾上胡弓、ノイズジェネレータ
などがレパートリーです。興味お持ちのプレイヤーの方、メール頂けると幸いです。
onoue@din.or.jp
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尾上鳥小屋サウンド研究室
SARIGAMA's Oil Vending Orchestra