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 尾上祐一提供サウンドマガジン

 世紀末の音宇宙

   いらっしゃいませ、
   貴方は人目の訪問者です




さて、このコーナーも昨年始めてから1周年となりました。うーん、鳥小屋サウンド ホームのカウンターに対して、こっちは訪問者がすくないなぁ。やっぱこの手のこと に対する関心の薄さが、参議院選挙の如く感じられる一周年ですが、そうであっても 尾上のやる気がある以上は続いていくのがこのコーナーです。(みんな〜友達になってくれぃ)
今回は、12平均律やきっちりしたビート物に毒された耳にこそエモーショナルに響く 微分音と変動するリズムをテーマにした音楽を紹介したいと思います。


-----世紀末の音宇宙 第6号-----

1998.7.1.

微分音オルガンと尾上Co-Q

 RealAudio ra 350k

Performed by 
冷水 ひとみ:微分音オルガン
尾上 祐一:尾上Co-Q(尾上胡弓)

微分音というのは、「ドとド#の間に存在する音程」の様に半音の間に存在する音程であります。 東欧や中近東を始めとする民族音楽では普通に使われており、身近なとこではブルースやロックで 短3度と長3度の間にある音をブルーノートといって良く使いますが、これも微分音です。 しかし、ピアノを筆頭とする多くの楽器では、1オクターブ中12個の音程(平均律)しか出す事が出来 ないことや、微分音が手軽に出せるボーカルやバイオリンなんかでも所謂「音痴」の人が出す音程 として、一般的には中途半端扱いされている可哀想な音程でもあります。でもそれは、平均律音程の音 楽しか楽しめない、或は頭にない、という事のあらわれであるのかもしれません。 確かに平均律というのは、どのキーで演奏してもいい響きが得られるという点で実にうまくできていて、 とても便利なものであり、そこから産まれるある意味でインスタントなハーモニーで十分いい音楽が出 来ると思うのですが、この微分音を使う事によりまた違った世界が産み出されるのです。 それは、時にブルージーであったり、奇妙にコミカルであったり、官能的なものであったり......。 今回紹介するサウンドファイルでは、この「微分音」を御自分で改造したオルガンなどにより研究 されている作曲、演奏家の冷水ひとみさんとご一緒したときの演奏を御届けします。この微分音オル ガンは、電動リード式オルガンを改造したもので、1オクターブ内に存在する鍵盤が43鍵に拡張さ れており(普通は12鍵)、勿論ポリフォニックなので実に多様なハーモニーが産まれて来ます。この楽器 と共演するならこれだ!と思って持っていったのが、同じく微分音を出す事が出来る擦弦楽器「尾上胡弓」 で、時折持続系の微分音同士がぶつかり会うのが確認できると思います。冷水さんから聞いた とこだと、微分音に関する研究は、ハリー・パーチという人が出しているCDや文献を参照との事です。 (TowerやWaveの現代音楽コーナーにあるのかな?)簡単にチューニングを変えたギターやキーボードで 曲を作ってみるのも良いかもですね。

リズムを探す

RealAudio ra 270k

Performed by 
立岩 潤三:Tabla
尾上 祐一:MAX Programing,Guitar,Sampler

微分音に続いて、次は不確定なリズムに挑戦した曲を紹介します。ここ2年ほどOpcodeの音楽プログラミング環境 MAXによる作曲に凝ってる私ですが、この作品もそれをベースにしたものです。このHPでも紹介している ノートの発生率とリズムをパラメータに持つ即興演奏アルゴリズムImproviserにより発生させた音楽に 人間が一所懸命演奏を合わせてます。今回の設定では、かなりリズムが細分化しており、かつ不安定な テンポ設定による演奏なのですが、耳で聴いて印象を記憶し、とにかく合奏してみるという方針で録音しま した。イメージとしては、鳥小屋でバタバタし続けるマヌケなニワトリを演じてみたつもりです。作品 の出来は皆さんの判断に委ねるとして、先の微分音と同様に数学的にきっちりしてない周波数比やリズムとい うのは、普段キッチリした音を聴いている分、その不安定さにこそテンションやエモーショナルなものが秘め られており、音楽創作において大きなヒントになるのではないか思う今日この頃です。

さて、今回タブラを叩いて頂いた立岩さんですが、ドラマーとして色んなとこに顔だされてます。また、 このタブラ奏者としても本格的インド音楽に取り組んでいる人でありまして、ここで、このコーナーの主旨とは 異なりますが、いい音楽だと思いますのでインフォメーションさせて頂きます。
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インド音楽コンサート「India Express」
1998年7月17日(金)
北沢タウンホール(03-5478-8006)
開場-18:30/開演-19:00
前売り¥2,000-/当日¥2,500-(全席自由)
(中学生以下の小人、留学生、体の不自由な方
 前売り/当日¥1,000-)

出演:アミット・ロイ(Sitar)、久本政則(Tabla)、
   菅井国夫(Sitar)、宮島祐一(Sarod)、北田信人(Sitar)、
   藤原俊吾(Tabla)、立岩潤三(Tabla)

チケット取扱:ぴあ(03-5237-9999)
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先ずはこちらまでメール頂けると幸いです。また御意見御感想もこちらまで、

onoue@din.or.jp



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一緒にインプロバイズして見ませんか。東京近郊にお住まいの方とならオフでお会いして 音の会話を楽しむ事も出来るかもしれません。私は、主にギター、尾上胡弓、ノイズジェネレータ などがレパートリーです。興味お持ちのプレイヤーの方、メール頂けると幸いです。

onoue@din.or.jp



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